おそらく倉敷で最初に買い物街となったのは本町通りだと思います。
本町通りといえば、古い木造家屋の街並みが今も残っている所で、私が高校時代に毎朝、自転車をぶっ飛ばして通った道です。
今回は、本町通りから始めて、商店街、大型ショッピングモールへと進めてみたいと思います。
地図で見る「倉敷地区」の買い物拠点

今回は旧倉敷市の中心エリアだけでが対象です。
5ヶ所はJR倉敷駅周辺ですが、イオンモール倉敷だけ少し離れています。
商店街エリアの始まり – 本町通り

本町通りは、江戸時代は倉敷と早島を結ぶ街道で、職人たちが軒を連ねる場所でした。
幕府直轄地すなわち天領だった倉敷では、倉敷川の周辺に商人が集まり、綿などを扱う問屋や仲買人で賑わい、白壁の建物が軒を連ねるようになりました。
現在の美観地区周辺では、倉敷川沿いより先に本町通りが発達したのです。
私が高校生の頃、倉敷川沿いは倉敷を代表する観光スポット。すぐそばの本町通りは、古い街並みは残っているものの、賑わいのないただの通りだったと記憶しています。
現在の本町通りは、外観はそのままで、旅館、お茶屋さん、お土産物屋さんが並ぶ観光通りとして完全復活しています。
商店街の形成
ここからは、倉敷駅を起点に発達していった商店街の話です。
えびす通商店街

倉敷駅と阿智神社を直線で結んだあたりは、昭和42年以前は「戎町」と呼ばれていました。
この辺りも街道筋だったので、明治には街道筋として商店が並んでいたのだと思います。
戎町として栄えていて、その後、北側に明治24年に倉敷駅が開業します。
いつ頃「えびす通商店街」という名前になったのかは不明。
通りの幅は狭いです。でも商店街としては現役です。シャッター店舗もちらほらありますが、日用品の商店街が廃れる前に、観光通りとして役割が加わった商店街です。
普通の買い物もできるし、倉敷観光気分も味わえる独特の雰囲気のある商店街です。
倉敷センター街

えびす通商店街と倉敷駅を繋いでいるような位置関係にあるのが、倉敷センター街です。
旧称の倉敷駅前商店街という名前が示すとおり、鉄道利用者の導線に乗って発展した商店街です。通り幅は体感ではえびす通商店街の2倍ほど広いです。核店舗として天満屋があり(現在はホテルが立っている)、とても賑わっていました。
立地的に車の便が悪く、マイカーブームの到来により、だんだん廃れていきます。
通り幅が広い分、ちょっと寂しさが目立ちます。
でも私にとって一番思い出のある商店街がこの倉敷センター街です。
倉敷デパート

ここは番外編です。有名な場所ではありませんが、名前がデカイので取り上げてみました。
倉敷センター街と倉敷郵便局(2代目倉敷市役所のあった場所)の中間に位置するのが倉敷デパート。
デパートという名前ですが、実態は昭和レトロ満載の商店街です。その隣には、中鉄バスのターミナルがあった場所だと記憶しています。
隣の区画は再開発されているのに、倉敷デパートの場所は、なぜか再開発されず、数軒が細々と営業している場所です。
大型ショッピングモール時代の到来
ここからは、私が倉敷を離れてからの出来事です。
イオンモール倉敷

1999年9月21日、クラレ倉敷工場跡地にイオン倉敷ショッピングセンターが開業します。現在の名称はイオンモール倉敷。
時代は鉄道駅中心ではなく、モータリゼーション真っ盛り。郊外型モールの登場です。
日用品、レジャー品、映画館、飲食店、スーパー、おしゃれなブランド、なんでも揃っている。おまけに、広い駐車場は無料。
おかげで、倉敷センター街は大打撃。
休日ともなると、市内だけでなく、近隣の総社市のみならず県外の福山市からも磁石のように人を引き寄せています。
年々、延床面積、店舗数、駐車場台数が拡張され現在は、延床面積:約170,000㎡、店舗数:約240店舗、駐車場台数:約4,700台。
中四国のイオンモールの中で、2014年までは倉敷が最大規模でした。現在は、広島と岡山のイオンモールに抜かれ、倉敷は第3位の規模です。
アリオ倉敷

2011年11月25日、大型ショッピングモールのアリオ倉敷がJR倉敷駅北口に誕生しました。大型商業施設(モール)が駅近に戻ってきたのです。
この場所は、倉敷紡績万寿工場、クラボウ自動車学校、チボリ公園を経て、アリオ倉敷+三井アウトレットパーク倉敷へと移り変わった場所です。
アリオ倉敷開業当時の核テナントはイトーヨーカドーでした。イトーヨーカドーが岡山県内に鳴物入り進出したことが全国的に話題になりました。が、2016年、約5年でイトーヨーカドーは撤退。現在は、天満屋ストアが核テナントを担っています。
規模は、延床面積:約58,000㎡、店舗数:約100店舗で、イオンモール倉敷に比べると約3分の1です(三井アウトレットパーク倉敷は別)。
無印良品とニトリがアリオ倉敷にあるのが嬉しい。
まとめ
倉敷の買い物拠点は、本町通りの時代から商店街、そして大型モールへと重心を移してきました。
本町通りは自動車通行可です。以前は私も抜け道に使っていましたが、今は観光客が多く車では到底走れません。
次は児島・玉島・水島の買い物街を辿ってみようと思います。
